| 私たちの願い ―――扶桑社の『新しい歴史教科書』の採択を
歴史教科書の現状 皆さん、いま豊島区の中学生が使っている歴史教科書をご覧になったことがありますか。豊島区 では、八社ある教科書出版社のうち「東京書籍」の教科書を使っています。 この教科書では広島への原爆投下について、「広島が軍都だったから」と結論付け、さらに「この ような過ちを繰り返さないことが大切」として、すべてが日本に責任があるかのように書いています。 これは明らかに間違いで、アメリカの公文書は「広島の地形(すり鉢状)で原爆の威力を測定した かった」と明確に記載しているのです。 なぜ、このような間違った記述をするのか。それは、ある意図、目的のためにわざと間違い、虚偽 を書いて子供たちを教育したいからです。その目的は、「悪いのはすべて日本だ」という、いわゆる 「自虐史観」教育の一環なのです。 日本を悪玉扱いする例は、枚挙にいとまがありません。まるで一方的に外国を侵略したとか、 日本人は人殺しの集団だった、かのように思い込ませるような書き方をしているのです。したがって この教科書には、日本の誇るような英雄は存在しません。豊臣秀吉は天下統一の英雄どころか、 韓国に侵略した大悪人、伊藤博文も近代日本の礎を築いた初代の総理大臣という偉人だった のに、韓国侵略の張本人だから暗殺されても当たり前、といったような記述です。 それでは、日本の歴史教科書は終戦後ずっとこんな内容だったかというと、そうではありません。 二十数年前までは「侵略」という言葉はほとんど使われず、日露戦争についてもロシア側に原因が あったように、正確に記述されています。あの戦争は、不凍港を目指してロシアが南下策をとった ため、これをアジアの安全保障上の問題として日本がぶつかった戦争だったことは、自明の理と して記述しています。 ところが、この教科書では、善玉と悪玉が逆転、日露戦争についても日本が大陸に侵略して 悪かったと、日本悪玉論一色に塗りつぶされています。
左翼偏向の流れ では、これほど教科書を悪くしたた二十数年間にに何があったのか。ソ連の崩壊を頂点とした 共産主義国家の世界的な後退です。一部日本の自称「進歩的文化人」や偏向マスコミは、 共産主義国家に幻想を抱いてお神輿をかついできたものの、その共産主義国家が存在しなくなり、 目標を失ったこれらの陣営が新たな戦略として展開しはじめたのが「自虐史観」です。 日本をけなしおとしめ続けて、子供たちに日本人の自覚と自信や誇りを失わせ、国家への愛情 なども消滅させて日本の弱体化を図る、という戦術です。 ですから多くの教科書は、共産系学者や教員が執筆、それを日教組の教員が教え、その教科書 を政府は無料で全国に配っているというマンガチックな悲しむべき構図が二十数年続いてきた わけです。
日本の歴史を見直そう 私たちはこの状況を憂い、歴史教科書を見直そうと平成十二年に「日本の教育を考える豊島の 会」を結成しました。これは政党や思想主義者とはまったく関係ありませんし、むろん右翼でもあり ません。さまざまな職業を持った純粋な区民の集まりで、「中道」です。正確な日本の歴史が記述 された教科書を読ませ、日本の将来を担う良い子供に育ってもらいたい、「この一点」で集まった グループです。 幸い平成十三年「扶桑社」が教科書出版に参入、『新しい歴史教科書』を出しました。この教科書 だけは他の出版社の教科書と違い、国に対する愛情を深め、日本人としての自覚を育てるという 私たちが目指す方向に合致した内容で、最初から北朝鮮の拉致問題を取り上げたのも、扶桑社の 公民の教科書だけです。 そこで私たちは、立派だった日本の歴史を勉強しなおしたり、さまざまな活動を展開することに よって、教科書に対する区民の関心を少しでも高め、平成十七年の教科書採択に当たっては、 豊島区で「東京書籍」の教科書ではなく、少しでも中道で正確に記述されている「扶桑社」の 教科書を採択していただくよう願っているわけです。
将来の日本のため、皆さんのご理解とお力添えをお願い申し上げます。 |